私たちはホームヘルパー5年、ケアマネージャー16年と、21年にわたって介護業務に携わってきました。
そのなかで痛感してきたことがあります。
それは、現行の介護保険サービスでは対応できないケースがあり、おひとりおひとりのご希望に添えない部分が出てくるということです。
実体験になりますが、私自身、父母や夫が病気で入退院を繰り返すたびに働きながらも自宅での介護・通院の介助などに追われる生活を続けてきました。 介護サービスは受けてはいましたが、介護保険適用外の部分で私たち家族に重くのしかかってきました。緊急時は休暇調整がつかず、知人友人に迷惑をかけたことも数え切れません。
“同じような経験、辛い想いをされている方がきっと多くいらっしゃるはず。”
そのような気持ちで笑輪の活動をはじめました。
「急に体調を崩したときにお手伝いをして欲しい」
「元気なうちに自分の家の中や物の整理をしたい」
などなど、
あと少しの助けがあれば、安心して楽しく過ごせる。
そう願っている方々を手伝いたい。
それが笑輪の原点です。
スタッフ代表
浦田千秋・中野美代子